気象学

突風の気象メカニズムと種類に関する解説

突風の気象メカニズムと種類に関する解説
突風(とっぷう)の発生メカニズムや最大瞬間風速の定義、竜巻やダウンバーストなどの種類について解説する気象百科事典記事。

📌 主なポイント

  • 突風は、瞬間的に強さが増す局地的な強風であり、積乱雲などに伴って発生する。
  • 最大瞬間風速は、日本では0.25秒間隔の風速から算出されている。
  • 突風の種類には、大気の不安定に起因するダウンバーストや竜巻、地形や傾圧に起因するビル風などが含まれる。

突風(とっぷう、英: blast, gust)とは、瞬時に吹く強風のことを指し、主に積乱雲の接近などに伴って発生する局地的な気象現象である。

メカニズムと発生条件

大気の流れは地形、建物、大気の状態といったさまざまな要因の影響を受けるため、風向や風速は常に変動している。その変動の中で、瞬間的に強さが増したものが突風となり、建造物や農業用施設へ被害をもたらすことがある。

気象学的な発生条件としては、熱帯低気圧や勢力の強い温帯低気圧、あるいは寒冷前線が接近している状況が挙げられる。また、発達した積乱雲が接近している場合や、周辺の傾圧が高まり等圧線の間隔が狭くなっている気象状況でも起こりやすい。上空ほど風が強くなるため、航空機などは地上に比べて突風に遭遇しやすい環境にある。

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よくある質問

突風とはどのような現象ですか?
突風とは、瞬間的に風の強さが著しく増す現象であり、積乱雲や発達した低気圧などに伴って発生する局地現象です。
最大瞬間風速の測定方法はどうなっていますか?
日本では気象庁が0.25秒間隔の風速を基に瞬間風速を算出していましたが、世界気象機関(WMO)の推奨する3秒間平均等への移行が進められています。
突風を引き起こす代表的な気象要素は何ですか?
ダウンバースト、竜巻、颪(おろし)、ビル風などが挙げられます。

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参考文献

  • 「愛知・豊橋で突風、94棟の屋根に被害…2人負傷」読売新聞、2004年9月30日。
  • 「運動場でテント飛ばされ、3人重軽傷 突風か 福岡」朝日新聞、2006年4月17日。
  • 「日本版改良藤田スケールにおける階級と風速の関係」気象庁。