日本の歴史

遠江国の歴史と概要

遠江国の歴史と概要
日本古代の地方行政区分である令制国のひとつ「遠江国」の歴史、名称の由来、領域の変遷について解説します。

📌 主なポイント

  • 遠江国は東海道に属する日本の令制国の一つである。
  • 現在の静岡県西部および中部の一部に相当する。
  • 名称は都から見て遠い淡海(湖)であることに由来する。

遠江国(とおとうみのくに)は、かつて日本の地方行政区分として存在した令制国の一つであり、東海道に属している。現在の静岡県西部、および中部の一部(大井川周辺など)に相当する。

名称の由来

古くは「遠淡海国」と表記された。都(当時の奈良)から見て遠くにある淡水湖という意味であり、近江国の「近淡海」と対比される。この淡水湖については一般的に浜名湖を指すとされるが、国府が置かれた磐田湖(大之浦)を指す説もある。

領域の変遷

東隣の駿河国との境界は大井川であった。奈良時代には大井川の流路が現在よりも北側に位置していたため、現在の静岡県焼津市、藤枝市、島田市などの一部地域が含まれていた。明治維新後には、静岡藩の成立やその後の廃藩置県、県統合を経て、最終的に静岡県に統合された。

よくある質問

遠江国は現在のどのあたりに相当しますか?
現在の静岡県西部、および大井川周辺の中部の一部地域に相当します。
遠江という名称の由来は何ですか?
都から見て遠くにある淡水湖(淡海)を意味しており、近江国と対比した名称です。

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参考文献

『日本歴史地名大系 22 静岡県の地名』平凡社、2000年。『静岡県史』通史編1。