気象学
半透明雲(気象学)

半透明雲(translucidus)は、太陽や月の輪郭を透かして見ることができる薄い雲の変種です。世界気象機関の国際雲図帳における定義や特徴を解説します。
📌 主なポイント
- ✓半透明雲(translucidus)は、太陽や月の輪郭を透かして見ることができる薄い雲の変種である。
- ✓世界気象機関(WMO)の『国際雲図帳』において、高積雲、高層雲、層積雲、層雲に現れる変種として定義されている。
- ✓太陽や月の位置を隠してしまうほど厚い雲は「不透明雲(opacus)」と呼ばれる。
半透明雲(はんとうめいうん、ラテン語学術名:translucidus、略号:tr)は、世界気象機関(WMO)が定める『国際雲図帳』において定義されている雲の「変種」の一つです。空を覆う雲の中でも、太陽や月の位置や輪郭が透けて見える程度の薄さを持つものを指します。
対照的に、雲が厚く太陽や月の位置を隠してしまうものは「不透明雲(opacus)」と呼ばれます。
特徴と分類
半透明雲は、雲片の集合体や水平に広がる層状の雲において観察されます。雲の大部分、あるいは全体が一様に薄く、光を透過させる性質を持っています。この変種は、以下の雲形に現れることが認められています。
よくある質問
半透明雲と不透明雲の違いは何ですか?
太陽や月の輪郭が透けて見えるかどうかが主な違いです。透けて見えるものは半透明雲、厚くて光を遮り輪郭が分からないものは不透明雲と分類されます。
半透明雲はどの雲形で見られますか?
主に高積雲、高層雲、層積雲、層雲の4つの雲形において、半透明雲の変種が観察されます。
「translucidus」という名前の由来は何ですか?
ラテン語で「半透明の」「透けて見える」を意味する言葉に由来しています。
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参考文献
- WMO (2017). Translucidus. International Cloud Atlas.
- WMO (2017). Opacus. International Cloud Atlas.
- 田中達也、『雲・空』〈ヤマケイポケットガイド 25〉、山と溪谷社、2001年。