電気通信工学
伝送路:通信工学と情報理論における定義と分類

伝送路(通信路)の定義、電気工学における物理的媒体としての分類、および情報理論における数学的モデルについて解説します。
📌 主なポイント
- ✓伝送路は、電気信号や電磁波を伝達するための物理的媒体を指す。
- ✓通信工学では有線(ケーブル等)と無線(空間)に大別される。
- ✓情報理論における通信路は、入力から出力への遷移確率として数学的にモデル化される。
伝送路(でんそうろ、英: transmission medium)は、電気工学および情報工学において、信号や情報をある地点から別の地点へ伝達するための物理的または論理的な媒体を指します。通信工学の文脈では物理的な信号の通り道を指し、情報理論の文脈では情報を伝達する抽象的な経路を指します。
よくある質問
伝送路と伝送線路の違いは何ですか?
伝送路は信号を伝える媒体全般を指す広義の用語です。一方、伝送線路は特に電気回路を構成する導体(ケーブルや配線)に注目した用語であり、高周波信号を扱う際には分布定数回路として解析されます。
情報理論における通信路モデルとは何ですか?
情報理論では、通信路を「入力記号から出力記号への遷移確率」としてモデル化します。これにより、ノイズや減衰が存在する環境下での情報伝達の信頼性や容量を数学的に計算することが可能になります。
無線通信において伝送路という言葉は使われますか?
はい、無線通信においても電波が伝播する空間を伝送路(伝搬媒体)と呼びます。ただし、電力工学の分野では、無線による電力伝送の場合は「伝送路」という用語よりも「エネルギー伝送」といった表現が用いられるのが一般的です。
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参考文献
C. E. Shannon, A mathematical theory of communication, Bell System Technical Journal, vol. 27, pp. 379–423 and 623–656, (July and October, 1948)