暦法・干支
己酉:干支の解説と歴史的背景
干支の46番目である「己酉(つちのととり)」について、陰陽五行説に基づく性質や、歴史的な出来事、計算方法を解説します。
📌 主なポイント
- ✓己酉は干支の46番目の組み合わせである。
- ✓陰陽五行説では、己は「陰の土」、酉は「陰の金」であり、相生の関係にある。
- ✓西暦年を60で割って49が余る年が己酉の年である。
- ✓1609年(慶長14年)には、日本と朝鮮の間で己酉約条が締結された。
己酉(つちのととり、きどのとり、きゆう)は、干支(かんし)の組み合わせの一つであり、60通りある干支の46番目に位置します。前年は戊申(つちのえさる)、翌年は庚戌(かのえいぬ)です。
陰陽五行説における性質
陰陽五行説では、十干の己(つちのと)は「陰の土」、十二支の酉(とり)は「陰の金」に分類されます。五行の相生関係において、土は金を生む(土生金)とされており、己酉の組み合わせは相性の良い関係にあると考えられています。
己酉の年
西暦年を60で割って49が余る年が己酉の年となります。直近の己酉の年は1969年であり、次は2029年です。
歴史的な出来事
己酉の年に起きた歴史的事象として、慶長14年(1609年)に締結された己酉約条(きゆうやくじょう)が挙げられます。これは江戸幕府と対馬藩が朝鮮との間で行った外交交渉の結果、締結された通商条約です。
己酉の月・日
干支は年だけでなく、月や日の割り当てにも用いられます。月については、西暦年の下1桁が2または7となる年(十干が壬または丁の年)の旧暦8月が己酉の月となります。日については、60日周期で巡る干支のサイクルに従って割り当てられます。
よくある質問
己酉の読み方は?
一般的には「つちのととり」と読みます。また、十干と十二支の音読みを組み合わせた「きゆう」という読み方も存在します。
次の己酉の年はいつですか?
直近の己酉の年は1969年であり、次は2029年となります。
己酉約条とは何ですか?
1609年(慶長14年)に江戸幕府と対馬藩が、朝鮮との間で結んだ通商条約です。
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参考文献
- 日本暦学会『暦の基礎知識』
- 『日本史事典』各項目