建築物
つくばセンタービル:磯崎新によるポストモダン建築の象徴

茨城県つくば市にある「つくばセンタービル」は、建築家・磯崎新が設計した日本のポストモダン建築を代表する複合施設です。その歴史、設計思想、施設概要について解説します。
📌 主なポイント
- ✓設計者は建築家の磯崎新であり、日本のポストモダン建築の代表作とされる。
- ✓1980年6月に着工し、1983年6月に竣工した。
- ✓施設内にはノバホールやホテル日航つくばなどが含まれる複合施設である。
つくばセンタービルは、茨城県つくば市吾妻一丁目に位置する複合施設です。筑波研究学園都市のセンター地区における中核施設として建設され、同都市のランドマークとなっています。建築家・磯崎新の代表作の一つであり、日本のポストモダン建築を象徴する作品として広く知られています。
建築と設計思想
本施設は、住宅・都市整備公団(現:都市再生機構)の事業として建設されました。1980年6月に着工し、1983年6月に竣工しました。磯崎新による設計は、幾何学的な形態を多用しつつ、歴史的な建築様式を引用・再構成するポストモダンの手法が色濃く反映されています。特に、ローマのカンピドリオ広場を反転させたような構成を持つ「つくばセンター広場」は、その象徴的な空間として評価されています。

竣工時には、あえて廃墟化した姿を描いたパース図が公開されたことでも話題を呼びました。磯崎自身は、本作の完成後に一時的なスランプを経験したと語られています。

主な施設
つくばセンタービルは、多様な機能を持つ複合施設で構成されています。




交通アクセス
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスのつくば駅A3出口から直結しており、つくばセンターバスターミナルとも隣接しています。
メディアへの登場
その特徴的な広場空間は、特撮テレビドラマや映画のロケ地として頻繁に使用されています。特に1984年放送の『超電子バイオマン』では、オープニングやエンディング映像に登場し、作品の象徴的な背景として活用されました。
よくある質問
つくばセンタービルを設計したのは誰ですか?
建築家の磯崎新が設計を担当しました。
つくばセンタービルはいつ完成しましたか?
1983年6月に竣工しました。
どのような施設が入っていますか?
ホテル日航つくば、ノバホール、吾妻交流センター、オフィス、店舗などからなる複合施設です。
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参考文献
- つくば建築研究会 編『つくば建築フォトファイル』つくば建築研究会、2005年12月20日、310-311頁。ISBN 4-9902731-0-9。
- 平松剛『磯崎新の「都庁」: 戦後日本最大のコンペ』文藝春秋、2008年。ISBN 9784163702902。