日本の郡

筑波郡の歴史と行政区画の変遷

筑波郡の歴史と行政区画の変遷
茨城県(常陸国)にかつて存在した筑波郡の歴史、近代以降の沿革、および郡域の変遷について解説する百科事典記事です。

📌 主なポイント

  • 筑波郡は茨城県(常陸国)の西部に位置していたかつての郡である。
  • 1889年の町村制施行時に谷田部町に郡役所が設置された。
  • 2006年3月の市町村合併により、筑波郡は消滅した。

筑波郡(つくばぐん)は、かつて茨城県(常陸国)に存在した郡である。茨城県の県南地域の西部に位置し、北部の筑波山塊と平坦な筑波台地にまたがる地域をその範囲としていた。

郡域の変遷

1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在のつくば市およびつくばみらい市の大部分にほぼ相当するほか、土浦市、下妻市、常総市、取手市の一部を含んでいた。成立当初は新治郡や河内郡との境界線が錯綜していたが、1896年(明治29年)の郡制施行に伴う再編で整理された。

歴史

1889年(明治22年)の町村制施行に伴い、谷田部町に郡役所が置かれ、同町は郡の行政と文化の中心地となった。昭和中期から末期にかけての市町村合併を経て、地域情勢は大きく変容した。1980年代には筑波研究学園都市の建設や国際科学技術博覧会(つくば万博)の開催、常磐自動車道の開通などを背景に人口が急増し、首都圏のベッドタウンとしての性格を強めていった。その後、1987年(昭和62年)につくば市が誕生したことなどを契機として所属町村の離脱が進み、2006年(平成18年)3月の市町村合併によってつくばみらい市が誕生したことに伴い、筑波郡は消滅した。

よくある質問

筑波郡は現在のどの自治体にあたりますか?
現在のつくば市およびつくばみらい市の大部分にほぼ相当し、周辺の土浦市、下妻市、常総市、取手市の一部を含んでいました。
筑波郡が消滅したのはいつですか?
2006年3月に残る伊奈町と谷和原村が合併してつくばみらい市が誕生したことに伴い、消滅しました。

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参考文献

『茨城県大百科事典』茨城新聞社、1981年。