気象観測施設
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所

茨城県つくば市の筑波山男体山山頂にある筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所の歴史、建築、観測項目について解説します。
📌 主なポイント
- ✓所在地は茨城県つくば市筑波1番地(筑波山男体山山頂、標高868m)。
- ✓前身である山階宮筑波山測候所は1902年1月に開設された日本初の山岳測候所である。
- ✓2016年4月より筑波山神社と筑波大学計算科学研究センターの共同気象観測所となった。
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所は、茨城県つくば市の筑波山(男体山山頂)にある気象観測施設である。関東平野に位置する唯一の定点山岳気象観測拠点として、大気科学や水文学などの研究に重要なデータを提供している。
概要
筑波山は周囲に関東平野が広がる中で突出した標高(男体山山頂標高868m)を持ち、総観気象や大気境界層の観測に適した立地条件を備えている。かつては気象庁の「筑波山地域気象観測所」であったが、2001年12月にアメダスの統廃合に伴い閉鎖された。その後、筑波大学が観測を引き継ぎ、2016年4月からは筑波山神社と筑波大学計算科学研究センターの共同運営による現在の体制となった。
歴史
日本における近代的な山岳気象観測の先駆けとして知られ、1902年1月1日に山階宮菊麿王の私財によって「山階宮筑波山測候所」として通年観測が開始された。1909年に国へ寄贈されて中央気象台附属筑波山測候所となり、第二次世界大戦中も観測が続けられた。戦後は無人化やアメダス化を経て一時閉鎖されたが、2006年に筑波大学が観測を復活させ、現在の研究体制へと継承されている。
建築
現在の観測所庁舎は1928年12月に竣工した鉄筋コンクリート構造の建物である。設計は文部省建築課の福満繁記が担当した。外壁にはスクラッチタイルが使用され、アール・デコ調のデザインや霞ヶ浦の帆引き船が描かれたステンドグラスなどの意匠が見られる。
観測項目
気象業務法に則り、気温、気圧、湿度、風向、風速、降水量などに加え、二酸化炭素濃度や飛散花粉量などを含む多様な項目を自動観測している。観測データはインターネットを通じて大学の研究室へ送信され、公開されている。
よくある質問
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所はどこにありますか?
茨城県つくば市の筑波山にある男体山の山頂(標高868m)、筑波山神社奥の院の隣に位置しています。
この観測所の前身は何ですか?
1902年に開設された山階宮筑波山測候所を起源とし、のちに通称・中央気象台附属筑波山測候所や気象庁の筑波山地域気象観測所として運用されていました。
一般の見学は可能ですか?
公開講座等の特別な場合を除き、施設の一般公開は行われていません。
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参考文献
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所公式資料および関連文献・学術論文に基づく。