気候学
ツンドラ気候の特徴と分布地域

ケッペンの気候区分におけるツンドラ気候(ET)の定義、特徴、地理的分布および生態系について詳しく解説します。
📌 主なポイント
- ✓ツンドラ気候の気候区分符号はETである。
- ✓最暖月平均気温が0℃以上10℃未満であることが定義の条件である。
- ✓日本では富士山頂が気象庁の観測地点としてツンドラ気候に該当する。
ツンドラ気候とは、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで寒帯に属する。気候区を表す符号はETであり、Eは寒帯、Tはツンドラ(Tundra)を意味している。

ツンドラという名称は、サーミ語やウラル地方の言語で「木がない土地」を由来としている。低温な気候のため樹木の生育に適さず、地中には永久凍土が広がっているのが特徴である。
気候の定義と条件
ツンドラ気候に分類されるための条件は、最暖月平均気温が0℃以上10℃未満であることである。最寒月平均気温や降水量に関する固有の条件は設けられていない。
このため、冬に極端な低温とならなくても、夏が十分に暖かくならない地域は定義上この気候に該当する。例えば、年較差が小さい赤道付近の高山や、海洋性気候の影響を受ける地域の一部でも条件を満たす場所が存在する。

地理的分布
主に北半球の大陸北部やグリーンランド周辺の北極海沿岸に広く分布するほか、アイスランド北部や南極半島、高山の山頂付近などが該当する。

日本では、富士山の山頂付近が気象庁の観測地点において唯一ツンドラ気候に属している。
生態系と環境
一年の大半は氷雪に覆われているが、短い夏季の間だけ永久凍土の表面が融解し、蘚苔類や地衣類などの植物がわずかに生育する湿原が形成される。
よくある質問
ツンドラ気候の定義は何ですか?
最暖月平均気温が0℃以上10℃未満である地域がツンドラ気候に定義されます。
日本でツンドラ気候に属する場所はどこですか?
気象庁の観測地点では富士山頂がツンドラ気候に属しています。
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寒帯気候区分永久凍土高山気候
参考文献
富士山年・月ごとの値(気象庁); 帝国書院編集部『新詳高等地図』; 二宮書店編集部『詳解現代地図』