色彩学
ターコイズブルー:色彩の定義と特徴

ターコイズブルーの色彩定義、JIS慣用色名としての位置付け、および関連する顔料や色材について解説します。
📌 主なポイント
- ✓ターコイズブルーは、トルコ石に由来する緑がかった青色である。
- ✓JIS Z 8102において「明るい緑みの青」と定義されている。
- ✓かつて使用されていたマンガン青は、環境配慮のため製造が終了している。
ターコイズブルー(turquoise blue)は、緑がかった青色を指す色名です。その名称は、宝石であるトルコ石(ターコイズ)の色に由来しています。一般的にトルコ石は明るい青緑色を呈しますが、その中でも特に青みの強いものがターコイズブルーと呼ばれます。対照的に、緑みが強いものはターコイズグリーン(turquoise green)と区別されます。

色彩の定義
日本産業規格(JIS)の「物体色の色名」(JIS Z 8102)において、ターコイズブルーは「明るい緑みの青」として定義されています。ウェブカラーにおいては、より鮮やかな色調(#40E0D0)がターコイズとして定義されることもあります。

色材としてのターコイズブルー
顔料や染料の分野では、ターコイズブルーを表現するために様々な色材が用いられてきました。用途や求められる色調に応じて、以下のような顔料が挙げられます。
- マンガン青:硫酸バリウムに定着させたマンガン酸バリウム。赤みの少ない鮮やかな青色として知られていましたが、環境への配慮から現在は製造が中止されています。
- コバルトクロム青:コバルトとクロムを主成分とする顔料。
- フタロシアニン青・緑:合成有機顔料であり、鮮明な発色と高い堅牢性を持つため広く利用されています。
- バナジウムジルコニウム青:セラミック顔料の一種。陶磁器の着色などに用いられ、この分野では「トルコ青」とも呼ばれます。
よくある質問
ターコイズブルーとターコイズグリーンの違いは何ですか?
どちらもトルコ石の色に由来しますが、青みが強いものをターコイズブルー、緑みが強いものをターコイズグリーンと呼び分けます。
JIS規格でのターコイズブルーの定義は?
JIS Z 8102「物体色の色名」において、「明るい緑みの青」と定義されています。
マンガン青が現在使われていない理由は?
マンガン青は非常に鮮やかな青色顔料として評価されていましたが、環境保護の観点から製造が中止されました。
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参考文献
- 日本産業標準調査会(JISC)、JISZ8102 物体色の色名(1957年制定、2001年改正)。
- 色名がわかる辞典『ターコイズブルー』(コトバンク)。