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国際連合安全保障理事会常任理事国

国際連合安全保障理事会常任理事国

📌 主なポイント

  • ✓常任理事国はアメリカ、フランス、イギリス、中国、ロシアの5か国である。
  • ✓常任理事国は安保理の議案に対して拒否権を行使できる。
  • ✓1971年に中華人民共和国が、1991年にロシア連邦がそれぞれの前身国家から地位を継承した。

国際連合安全保障理事会常任理事国(Permanent members of the United Nations Security Council)は、国際連合安全保障理事会(安保理)において恒久的な議席を有する5か国を指します。一般的に「P5」とも呼ばれ、1945年の国連発足以来、国際政治において重要な役割を担っています。

国連安保理常任理事国
国連安保理常任理事国の構成国

歴史的背景と構成

国連憲章第5章第23条に基づき、常任理事国にはアメリカ合衆国、フランス、イギリス、中華民国、ソビエト連邦の5か国が定められました。その後、以下の変遷を経て現在の構成となっています。

  • 中国:1971年のアルバニア決議により、中華民国に代わり中華人民共和国が常任理事国の地位を継承しました。
  • ロシア:1991年のソビエト連邦崩壊に伴い、ロシア連邦が旧ソ連の議席と権利を継承しました。
国連安全保障理事会の議場
国連安全保障理事会の議場

拒否権

常任理事国は、国連憲章第27条により、手続き事項を除く安保理の議案に対して拒否権を有しています。常任理事国のうち1か国でも反対票を投じた場合、議案は採択されません。また、国連憲章の改正に対しても拒否権を行使することが可能です。

現在の状況

国連憲章第23条には現在も「中華民国」「ソビエト連邦」という文言が残っていますが、実質的にはそれぞれ中華人民共和国とロシア連邦がその地位を継承しています。2022年以降、ウクライナなどからロシアの地位継承手続きに関する疑義が呈されるなどの議論も存在します。

よくある質問

常任理事国にはどのような国が含まれますか?
アメリカ合衆国、フランス、イギリス、中国、ロシア連邦の5か国です。
拒否権とは何ですか?
常任理事国が安保理の議案に対して反対することで、議案の成立を阻止できる権限です。

参考文献

  1. 英語: The Republic of China, France, the Union of Soviet Socialist Republics, the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland, and the United States of America shall be permanent members of the Security Council.
  2. 常任理事国
  3. 国際連合広報センター
  4. “国連からロシア追放を 「常任理事国」剥奪も呼び掛け―ウクライナ”. 時事通信 (2022年12月27日). 2023年1月5日閲覧。
  5. 高橋洋一 (2022年3月18日). “国連安保理、常任理事国からロシアを外すだけでは不十分…改革に限界も G7中心の〝世界平和〟体制を”. 夕刊フジ. 2022年7月14日閲覧.
  6. “Chapter V: The Security Council (Articles 23-32)”. United Nations. 2023年4月15日閲覧.
  7. これは対外的な国家代表の名称であり、全ての政治的実権を握っている中国共産党中央委員会総書記が中国における事実上の最高指導者に当たる。通常国家主席を務める人物が総書記も兼務する。
  8. 国連安保理
  9. 国際連合憲章第18章 国連ホームページより
  10. “安全保障理事会”. 2026年1月1日閲覧。
  11. “安全保障理事会”. 2025年1月1日閲覧。