学術出版社
東京大学出版会:学術振興を担う大学出版組織
東京大学出版会の歴史、設立の経緯、学術書刊行の役割、および若手研究者を支援する南原繁記念出版賞について解説します。
📌 主なポイント
- ✓1951年3月に日本の国立大学で初めての大学出版部として設立された。
- ✓2012年10月に一般財団法人へ移行した。
- ✓1977年よりアメリカ大学出版協会(AUPresses)に加盟している。
- ✓若手研究者の支援を目的とした「東京大学南原繁記念出版賞」を主催している。
一般財団法人東京大学出版会(とうきょうだいがくしゅっぱんかい、英語: University of Tokyo Press)は、東京大学の活動に関連する学術書の出版を主たる目的とする法人です。日本の国立大学における最初の大学出版部として設立されました。
設立と歴史
1951年3月、当時の東京大学総長であった南原繁の発案により、学問の普及と学術の振興を目的として設立されました。当初は任意団体として発足し、同年12月に財団法人として認可を受け、2012年10月より一般財団法人へ移行しました。2026年には創立75周年を迎えました。
設立以来、大学の研究成果をまとめた学術書や教科書、史料集などを刊行しています。また、1977年には日本の大学出版局として初めてアメリカ大学出版協会(AUPresses)の正会員となり、国際的な学術交流の拠点としての役割も担っています。
主な活動と役割
東京大学出版会は、学術書の出版のみならず、若手研究者の育成にも力を入れています。1963年度には「学術書刊行基金」を設置し、研究成果の出版助成を開始しました。また、月刊のPR誌『UP』の発行を通じて、学術情報の普及に努めています。2020年には、長年の出版文化への貢献が評価され、第36回出版文化賞(一般社団法人出版梓会)を受賞しました。
東京大学南原繁記念出版賞
創立60周年を記念して2011年に創設された「東京大学南原繁記念出版賞」は、優れた学術論文を書籍化するための賞です。初代会長である南原繁の名を冠しており、若手研究者の登竜門としての性格を持っています。応募には東京大学の教授・准教授等による推薦が必要であり、未発表の書き下ろし論文が対象となります。
よくある質問
東京大学出版会はいつ設立されましたか?
1951年3月1日に設立されました。
東京大学南原繁記念出版賞の応募資格は何ですか?
東京大学の専任教授・准教授、または退職後5年未満の元教授による推薦を受けた、未発表かつ個人による学術的著作として第1作にあたる論文が対象です。
東京大学出版会はどのような書籍を出版していますか?
学術書、大学向けの教科書・教材、史料集、および一般向けの教養書を主に刊行しています。
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学術出版東京大学大学出版部協会日本学術振興会
参考文献
- 東京大学出版会『17年の歩み』1969年。
- 大学出版部協会『大学出版部協会25年の歩み』1988年。
- 新文化オンライン「東京大学出版会、創立75周年で『感謝の集い』」2026年3月27日。
- 東京大学出版会 公式サイト(https://www.utp.or.jp/)