インターネット技術

URLの構造と標準仕様の解説

URLの構造と標準仕様の解説
インターネット上のリソースを特定するための識別子であるURLの構造、歴史、スキーム、標準仕様について詳しく解説します。

📌 主なポイント

  • URLは「Uniform Resource Locator」の略称であり、統一資源位置指定子とも呼ばれる。
  • 1994年にティム・バーナーズ=リーらによって定義され、初期の仕様はRFC 1738として公開された。
  • URLは主にスキーム名、ホスト名、パス名などの要素で構成される。

Uniform Resource Locator(ユニフォーム リソース ロケータ、略称:URL)とは、インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並びであり、日本語では統一資源位置指定子とも呼ばれます。WWWをはじめとするインターネットアプリケーションにおいて、データやサービスの所在を表記して特定するために用いられます。

URLはリソースの場所を示す「住所」に例えられることがあり、1994年にWWWの開発者であるティム・バーナーズ=リーおよびIETFによって定義され、その初期仕様はRFC 1738によって公開されました。

ウェブブラウザのアドレスバーに表示された、Wikipedia英語版メインページのURL
ウェブブラウザのアドレスバーに表示された、Wikipedia英語版メインページのURL

URLの形式と構成要素

典型的なURLは、スキーム、ホスト名、パス名などの要素から構成されています。例えば「https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia」というURLの場合、次のように読み解くことができます。

  • スキーム名httpsの部分は、リソースを取得するために使用すべきプロトコルを表しています。
  • ホスト名ja.wikipedia.orgの部分は、リソースが保管されているコンピュータのホスト先を示しています。このホスト名はFully Qualified Domain Name(FQDN)とも呼ばれます。
  • パス名:残りの/wiki/Wikipediaの部分は、ホスト内でのファイル名やディレクトリ名、あるいは最終的にリソースを特定するための詳細なパスに対応します。

なお、スキーム名の後にあるダブルスラッシュ(//)について、提案者であるティム・バーナーズ=リーは2009年のインタビューで「できることなら取り除きたい」と述懐しています。

標準仕様と関連規格

URLの策定には複数のRFCが深く関わっており、代表的なものとして初期のRFC 1738や、より一般的な識別子を定義したRFC 3986などが挙げられます。また、現在のWeb環境においては、WHATWGが策定する「URL Living Standard」が実際のブラウザ実装などの基準として広く参照されています。

関連項目

  • Uniform Resource Identifier(URI
  • Uniform Resource Name(URN)
  • パーセントエンコーディング
  • インターネット

よくある質問

URLとは何ですか?
インターネット上のデータやサービスなどのリソースがどこにあるかを特定するための記述形式です。
URLの主な構成要素は何ですか?
主にスキーム名、ホスト名(FQDN)、パス名などで構成されています。
URLを最初に定義したのは誰ですか?
WWWの開発者であるティム・バーナーズ=リーおよびIETFによって1994年に定義されました。

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URIURNインターネットパーセントエンコーディング

参考文献

  1. ティム・バーナーズ=リー; Internet Engineering Task Force (1994年3月21日). “Uniform Resource Locators (URL): A Syntax for the Expression of Access Information of Objects on the Network”. World Wide Web Consortium. 2025年7月29日閲覧。
  2. RFC 1630
  3. Lohr, Steve (12 October 2009). “The Web's Inventor Regrets One Small Thing”. The New York Times. 2021年1月5日閲覧。
  4. Uniform Resource Identifier (URI) Schemes, IANA