香港の鉄道

西鉄線 (香港)

西鉄線 (香港)
かつて香港の紅磡駅と屯門駅を結んでいた鉄道路線「西鉄線」の歴史、概要、および屯馬線への統合について解説します。

📌 主なポイント

  • 西鉄線は2003年12月20日に開業した。
  • 2021年6月27日に屯馬線へ統合され、路線名としての西鉄線は廃止された。
  • 全線が交流25,000Vで電化されており、標準軌を採用していた。

西鉄線(せいてつせん、英語: West Rail Line)は、かつて香港の九龍地区にある紅磡(ホンハム)駅から、新界西部の屯門(チュンムン)駅までを結んでいた香港鉄路有限公司(MTR)の鉄道路線である。2021年6月27日、沙田至中環線プロジェクトの一環として馬鞍山線と接続・統合され、屯馬線の一部となった。

概要

西鉄線は、新界西部と香港中心部を結ぶ重要な交通機関として建設された。開通以前、この地域はバス便に依存しており、人口増加に伴う交通渋滞が課題となっていた。2003年の開業により、新界西部から九龍半島への移動時間が大幅に短縮された。また、沿線では軽便鉄道(LRT)との接続が図られ、地域内の交通ネットワークが強化された。

歴史

西鉄線の主要な歴史的経緯は以下の通りである。

  • 2003年12月20日:南昌駅 - 屯門駅間が開業。
  • 2009年8月16日:九龍南線区間(南昌駅 - 紅磡駅間)が開業し、東鉄線との接続が強化された。
  • 2016年 - 2018年:混雑緩和のため、全列車を7両編成から8両編成へ増結する工事が実施された。
  • 2021年6月27日:屯馬線への統合に伴い、路線名としての「西鉄線」は廃止された。

路線データ

廃止時点での主な路線データは以下の通りである。

  • 路線距離:35.7km
  • 駅数:12駅
  • 軌間:1,435mm(標準軌)
  • 電化方式:交流25,000V・50Hz
  • 最高速度:130km/h

車両

西鉄線では主にSP1900形電車が使用されていた。この車両は、九広鉄路時代に導入されたもので、後にMTRへの統合を経て、屯馬線でも引き続き運用されている。混雑緩和のため、2010年代後半には編成の長大化(8両編成化)が行われ、車内案内表示機の更新なども実施された。

よくある質問

西鉄線は現在も運行されていますか?
いいえ、西鉄線は2021年6月27日に屯馬線の一部として統合されたため、路線名としては現存しません。
西鉄線の主な目的は何でしたか?
新界西部から香港中心部へのアクセスを改善し、人口増加に伴う交通渋滞を緩和することを主な目的として建設されました。
西鉄線で使用されていた車両はどうなりましたか?
西鉄線で使用されていたSP1900形電車などの車両は、屯馬線に引き継がれ、現在も同線で運用されています。

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参考文献

香港鉄路有限公司 公式ウェブサイト、MTR Corporation Annual Reports