気象災害
2012年-2013年冬の豪雪
2012年12月から2013年2月にかけて日本で発生した記録的な豪雪の概要、気象学的要因、および被害状況について解説します。
📌 主なポイント
- ✓2012年12月から2013年2月にかけて、東北地方を中心に記録的な豪雪が発生した。
- ✓北極振動の負の状態やバレンツ海の海氷減少が寒気の南下を促した。
- ✓北海道での猛吹雪により、自動車の立ち往生に関連して9人が死亡した。
- ✓青森県酸ヶ湯で2013年2月26日に566cmの積雪を記録した。
2012年(平成24年)12月から2013年(平成25年)2月にかけて、日本国内では東北地方の日本海側内陸部を中心に記録的な豪雪が発生しました。この冬は、北日本を中心に長期間にわたって低温が持続し、各地で観測史上最大級の積雪を記録しました。
気象学的要因
この冬の豪雪は、北極振動が負の状態を示し、北極付近の寒気が日本付近へ南下しやすくなったことが主な要因と考えられています。また、バレンツ海の海氷減少が北極の温暖化を強め、大陸の寒冷化を招くというメカニズムが指摘されています。さらに、偏西風の蛇行により寒気が日本列島へ流れ込みやすい状況が続いたほか、日本海北部の海水温が平年より高かったことが、北日本の日本海側に多量の降雪をもたらす要因となりました。
被害と影響
記録的な大雪と猛吹雪により、各地で甚大な被害が発生しました。2013年3月上旬には北海道で猛吹雪による自動車の立ち往生が相次ぎ、一酸化炭素中毒や凍死などにより計9人が死亡する惨事となりました。
また、新潟県や山形県の一部自治体では災害救助法が適用されました。特に新潟県の複数の市町においては、3年連続で災害救助法が適用される事態となりました。
主な積雪記録
2013年2月には、各地で観測史上記録的な積雪深が観測されました。青森県の酸ヶ湯では2月26日に566cmという記録的な積雪を観測しました。その他、山形県の大蔵村肘折や福島県の只見などでも、観測史上1位の積雪深を記録しています。
よくある質問
この豪雪の主な原因は何ですか?
北極振動が負の状態となり寒気が南下しやすくなったことや、バレンツ海の海氷減少、偏西風の蛇行、および日本海北部の海水温の高さが複合的に影響したと考えられています。
北海道での被害状況はどのようなものでしたか?
2013年3月上旬の猛吹雪により、自動車が立ち往生し、車内での一酸化炭素中毒や避難中の凍死などで計9人が死亡しました。
災害救助法は適用されましたか?
はい。新潟県や山形県の複数の市町村で適用されました。特に新潟県の一部では3年連続の適用となりました。
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平成18年豪雪気象庁豪雪北極振動
参考文献
- 内閣府「今冬期の大雪等による被害状況等について」(2013年5月17日)
- 日本経済新聞「北海道、暴風雪で8人死亡 一酸化炭素中毒や凍死」(2013年3月3日)
- 海洋研究開発機構 プレスリリース「バレンツ海の海氷減少がもたらす北極温暖化と大陸寒冷」(2012年2月1日)
- 内閣府「災害救助法の適用状況(平成24年度)」