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ワイヤーストリッパーの構造と用途解説

ワイヤーストリッパーの構造と用途解説
被覆電線の絶縁体を安全かつ効率的に剥ぎ取るための工具、ワイヤーストリッパーの種類や機能、歴史的背景を解説します。

📌 主なポイント

  • ワイヤーストリッパーは電線の被覆を除去するための専用工具である。
  • 不適切な工具の使用による芯線の傷つきは、抵抗値の増大や発熱、断線の原因となる。
  • 対象の線材や機構に合わせて、同軸ケーブル用やオートマチック式など様々な種類が存在する。

ワイヤーストリッパーとは、被覆電線の外皮や絶縁体を取り除くために使用される専用の工具である。ケーブルストリッパーや単にストリッパーとも呼ばれ、主に手持ち可能なサイズの電線加工に用いられる。工具メーカーでは対象となる線材名称を冠して呼ばれることが一般的である。

利用の目的と背景

電線の被覆を除去する目的自体は、カッターナイフやニッパー、ペンチなどの汎用工具を用いて達成することも可能である。しかし、専用工具を用いずにこれら他の工具で加工を行うと、芯線に意図しない傷をつけてしまうリスクが生じる。

最もポピュラーなワイヤーストリッパー。弱電ビニル被覆電線用
最もポピュラーなワイヤーストリッパー。弱電ビニル被覆電線用

単芯線に傷がつくと断面積がわずかに減少し、抵抗値の増大を招く。大電流が流れる回路では発熱や発煙、最悪の場合は火災の原因となりかねない。また、機械的強度の低下によりケーブルの動揺で断線に至る恐れもある。一方、より線において芯線を誤って切断してしまった場合も同様に抵抗値が増大するほか、切れた細い線が外部に飛び出して隣接する電線との短絡を引き起こす危険がある。

ワイヤーストリッパーで被覆を剥いているところ
ワイヤーストリッパーで被覆を剥いているところ

このような不具合を回避し、熟練度を問わず安定した品質で効率的に作業を行うためにワイヤーストリッパーが活用されている。

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種類と分類

ワイヤーストリッパーは加工する対象や機構によっていくつかの種類に分かれる。

同軸ケーブルストリッパー
同軸ケーブルストリッパー
光ファイバーストリッパー(マイクロストリップ)
光ファイバーストリッパー(マイクロストリップ)
オートマチックワイヤーストリッパー
オートマチックワイヤーストリッパー
特殊な刃部を拡大した画像
特殊な刃部を拡大した画像
圧着ペンチ
圧着ペンチ
ドイツのワイヤーストリッパー
ドイツのワイヤーストリッパー
オートマチックワイヤーストリッパー(電線の端面のみ皮むきが可能なタイプ)
オートマチックワイヤーストリッパー(電線の端面のみ皮むきが可能なタイプ)
オートマチックワイヤーストリッパー(電線の中間むきも皮むきが可能なタイプ)
オートマチックワイヤーストリッパー(電線の中間むきも皮むきが可能なタイプ)
  • 同軸ケーブルストリッパー
  • 光ファイバーストリッパー(マイクロストリップ)
  • オートマチックワイヤーストリッパー

また、機能面による分類としては、被覆を切る機能のみを持ち剥ぎ取りを手動で行うタイプ、被覆を切ると同時に剥ぎ取るタイプ、連続して操作が可能なタイプなどが存在する。

よくある質問

ワイヤーストリッパーを使用する主な理由は何ですか?
芯線を傷つけることなく、効率的かつ均一に電線の被覆を除去するためです。
カッターナイフなどで被覆を剥くことの問題点は何ですか?
芯線に傷をつけて断面積が減少したり、より線の場合は一部の素線を切断してしまう恐れがあります。

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参考文献

日刊工業新聞社 『機械用語辞典』 2009年. 学研パブリッシング 『工具の本2010』 2010年. 青山元男 『DIY工具選びと使い方』 ナツメ社, 2008年.