国際会議
世界水フォーラムの概要と国際的な水問題への取り組み
世界水フォーラムの歴史、主催団体である世界水会議の役割、および各回開催地の歩みについて詳しく解説します。
📌 主なポイント
- ✓世界水フォーラムは、民間シンクタンクである世界水会議(WWC)によって運営されている国際会議である。
- ✓第1回会議は1997年3月にモロッコのマラケシュで開催された。
- ✓国連主催の公式会議ではないが、各国の政府関係者や閣僚が多数参加し、閣僚宣言が採択される。
世界水フォーラム(World Water Forum、略称:WWF)は、民間のシンクタンクである世界水会議(World Water Council、略称:WWC)が主催する、世界の水問題を扱う大規模な国際会議である。地球規模で深刻化する飲料水や衛生面の問題に対する世界的な関心を高め、政府関係者、国際機関、学者、技術者、民間企業、非政府組織(NGO)などが集まり、水政策について議論することを目的としている。
国際連合が主催する公式な会議ではないものの、各国の政府代表や閣僚が多数参加し、成果として閣僚宣言が発表されるため、国際的な水政策の方向性に大きな影響を与えてきた。
開催の歴史
第1回世界水フォーラムは1997年3月にモロッコのマラケシュで開催された。以降、国連が定める「世界水の日」である3月22日を含む期間を中心に、おおむね3年間隔で世界各地を巡回して開催されている。
- 第1回(1997年):モロッコ・マラケシュ
- 第2回(2000年):オランダ・ハーグ
- 第3回(2003年):日本・京都
- 第4回(2006年):メキシコ・メキシコシティ
- 第5回(2009年):トルコ・イスタンブール
- 第6回(2012年):フランス・マルセイユ
- 第7回(2015年):韓国・大邱および慶尚北道
- 第8回(2018年):ブラジル・ブラジリア
主催団体:世界水会議
世界水会議(WWC)は、グローバル規模での水問題に対処することを目的に1996年に設立された民間シンクタンクであり、フランスのマルセイユに本部を置いている。水事業や水インフラに関連する民間企業との結びつきが強く、これまでに水の民営化などを巡る議論や、市民団体からの批判・対抗フォーラムの開催といった動きを引き起こす要因ともなってきた。
関連する取り組み
第4回世界水フォーラムにおける日本水フォーラムの提唱を契機として、アジア・太平洋地域における水問題の解決を目的とするアジア・太平洋水フォーラムが設立された。この活動の一環として、大分県別府市での第1回アジア・太平洋水サミットをはじめとする会合が開催されている。
よくある質問
世界水フォーラムはどのような目的で開催されますか?
地球規模で深刻化する飲料水や衛生問題における関心を高め、世界各国の政策立案者、専門家、企業、NGOなどが集まり、水政策について議論することを目的としています。
世界水フォーラムの主催団体はどこですか?
フランスのマルセイユに本部を置く民間シンクタンク「世界水会議(World Water Council)」が主催しています。
第1回世界水フォーラムはいつ、どこで開催されましたか?
1997年3月にモロッコのマラケシュで開催されました。
関連記事
水の危機アジア・太平洋水サミット
参考文献
- 第1回アジア・太平洋水サミット開催概要 - Asia Pacific Water Forum (英語)
- 第3回アジア・太平洋水サミット開催概要 - Asia Pacific Water Forum (英語)
- 第4回アジア・太平洋水サミット開催概要 - Asia Pacific Water Forum (日本語)