大相撲
横綱(大相撲)

大相撲における最高位である「横綱」の歴史、昇進基準、役割、およびその特別な地位について解説します。
📌 主なポイント
- ✓横綱は番付上の最高位であり、大関の上位に位置する。
- ✓成績不振による降格はなく、期待される成果を残せなくなった場合は引退が求められる。
- ✓昇進には日本相撲協会理事会による決定と、横綱審議委員会への諮問が必要である。
- ✓横綱の象徴である「横綱(綱)」は、土俵入りの際に腰に締める白麻製の注連縄である。
横綱(よこづな)は、大相撲における力士の地位の一つであり、番付上の最高位です。大関の上位に位置し、幕内力士として本場所に出場します。横綱は単なる競技上の地位を超え、神の依り代としての神聖な存在ともみなされています。
特徴と役割
横綱は全ての力士の模範となるべき存在であり、抜群の力量だけでなく、高い品格が求められます。他の地位の力士とは異なり、成績不振によって大関以下に降格することはありません。その代わり、期待される成績を残せなくなった場合は、自らの意思で現役を引退することが求められます。
横綱の象徴である「横綱」は、白麻製の注連縄であり、土俵入りの際に腰に締めます。この綱は力士の力量や体格に応じて制作され、その重さは力士によって異なります。
昇進の仕組み
横綱への昇進は、日本相撲協会の理事会によって決定されます。現在は、横綱審議委員会(横審)への諮問を経て、その答申を尊重する形で昇進が承認されます。内規では、大関で2場所連続優勝した力士が推薦の対象となることが一般的です。
歴史的背景
横綱の起源は江戸時代に遡ります。かつては吉田司家が横綱免許を発行していましたが、1951年以降は日本相撲協会と横綱審議委員会がその役割を担っています。1890年(明治23年)には番付上に「横綱」の文字が初めて記載され、1909年(明治42年)には正式な地位として確立されました。
待遇
横綱は他の力士とは異なる特別な待遇を受けます。月給は300万円であり、付け人の数も多く、巡業や公式移動の際にはグリーン車やファーストクラスの利用が認められています。また、現役引退後5年間は、年寄名跡を持たなくても現役時の四股名のまま年寄として協会に残ることが可能です。
よくある質問
横綱は負け越すと降格しますか?
いいえ、横綱は成績不振であっても大関以下に降格することはありません。ただし、責任を果たせないとみなされた場合は引退が求められます。
横綱の月給はいくらですか?
横綱の月給は300万円です。
横綱審議委員会とは何ですか?
横綱の昇進について審議し、日本相撲協会理事長に答申を行うための諮問機関です。
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参考文献
- 日本相撲協会 相撲用語集 横綱
- 毎日新聞「力士給与18年ぶり増額 横綱で月額300万円」
- Yahoo!ニュース「横綱の「綱」の重さ、平成以降の最重量は曙の20キロ」