日本語学
ゟ(より)の解説

日本語の合字である「ゟ(より)」についての解説。歴史的背景や文字としての性質、Unicodeでの扱いについて説明します。
📌 主なポイント
- ✓ゟは「より」を一つにまとめた合字である。
- ✓UnicodeではU+309Fとして登録されている。
- ✓歴史的には主に古文書や手紙の表記に使用された。
ゟ(より)は、日本語の仮名の一つであり、「より」という二文字を一つにまとめた合字(ごうじ)です。主に古文書や手紙などで用いられてきた歴史があります。
概要
「ゟ」は、「より」という音を表記するために、平仮名の「よ」と「り」を組み合わせて作られた文字です。このような複数の文字を一つの字形にまとめたものは「合字」と呼ばれます。同様の例として「ヿ(コト)」や「𛅧(ン)」などが存在します。


文字コード
Unicodeでは、平仮名の合字として「U+309F」に割り当てられています。JIS X 0213では「1-2-25」として定義されています。一方で、片仮名の「ヨリ」を組み合わせた合字も存在しますが、Unicode等での標準的な定義は平仮名の「ゟ」に比べ限定的です。
歴史的背景
かつての日本語表記では、手書きの効率化や紙面の節約を目的として、頻出する単語や助詞を合字で表記する習慣がありました。「より」という表現は手紙の結びや文書の接続において多用されたため、このような合字が定着したと考えられています。
よくある質問
ゟはどのような意味ですか?
「より」という仮名二文字を一つにまとめた合字であり、現代語の「より」と同じ意味で使用されます。
なぜこのような文字が存在するのですか?
古くは手書きの際に文字数を減らし、効率的に表記するために、頻出する語句を合字にする習慣があったためです。
現代でも使われますか?
現代の一般的な文章で使用されることはほとんどありませんが、古文書の翻刻や歴史的な文脈において見かけることがあります。
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仮名合字平仮名古文書
参考文献
- JIS X 0213:2004「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化文字集合」
- Unicode Consortium, "The Unicode Standard, Version 15.0"