日本の女優
井上雪子 (女優)

1930年代の日本映画界で活躍し、小津安二郎監督作品などに出演した女優、井上雪子の生涯と経歴を紹介します。
📌 主なポイント
- ✓1915年6月5日生まれ、2012年11月19日没(97歳)。
- ✓1930年代に松竹蒲田撮影所で女優として活動し、小津安二郎監督作品などに出演した。
- ✓2004年の映画『カナリア』で、約68年ぶりに映画出演を果たした。
井上 雪子(いのうえ ゆきこ、1915年6月5日 - 2012年11月19日)は、日本の女優。本名は宮本 雪子。1930年代の日本映画界で活躍し、特に小津安二郎監督の作品への出演で知られる。
経歴
1915年、兵庫県神戸市に生まれる。父親はオランダ人であった。神戸市立下山手小学校を卒業後、カナディアン・スクールを経て、1929年に大阪松竹楽劇部(現在のOSK日本歌劇団)に入団。当時の芸名は「鐘 一子」であった。
1930年、鈴木傳明にスカウトされ松竹蒲田撮影所に入社。1931年には小津安二郎監督の『美人哀愁』で主演に抜擢された。その後も『マダムと女房』や『限りなき鋪道』など、当時の松竹を代表する作品に出演したが、1936年の『東京-大阪特ダネ往来』への出演を最後に芸能界を引退した。引退後は俳優の斎藤達雄と結婚したが、後に離婚している。

晩年と再評価
長らく消息不明とされていたが、2003年に小津安二郎生誕100年記念シンポジウム「OZU 2003」に登壇し、再び公の場に姿を現した。2004年には、塩田明彦監督の映画『カナリア』に出演し、約68年ぶりの映画復帰を果たして大きな話題となった。


2012年11月19日、老衰のため97歳で死去した。
よくある質問
井上雪子の本名は何ですか?
本名は宮本雪子です。
井上雪子が所属していた歌劇団はどこですか?
大阪松竹楽劇部(現在のOSK日本歌劇団)に所属していました。
井上雪子の最後の出演映画は何ですか?
2004年公開の塩田明彦監督作品『カナリア』です。
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小津安二郎OSK日本歌劇団松竹日本映画
参考文献
- 千葉伸夫『日本映画人名事典・女優篇 上巻』キネマ旬報社、1995年。
- 蓮實重彦『監督 小津安二郎』ちくま学芸文庫、1992年。
- 『国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年記念「OZU 2003」の記録』朝日選書、2004年。
- 日刊スポーツ「映画女優の井上雪子さんが死去」、2012年11月21日。